高専 卒業生目線感想 入学悩んでる方に向けて

どうも ntです。

今年、高専を卒業しました。春から社会人です。高専入学を悩んでるけどオープンスクールとか説明会の内容じゃ実際どうなのか不安というような方に向けて5年過ごした上でのアドバイスや正直な実情を話せればいいなと思います。かなり長く、拙い文章となりますが読んでいただけると幸いです。

 

目次

1.はじめに

2.学力について

3.専門学科について

4.縦の関係について

5.研究室について

6.留年、単位について

7.おわりに

 

 

 

 

1.はじめに

内容が内容なので注意書きさせていただきます。

・個人の主観であること

・あくまで私の経験で入学生も5年前の世代です。今の世代とは違う可能性が高いこと

上記のようにあくまで一例という考えで今回の記事を読んでいただけると幸いです。

 

 

2.私の学力

入学前と入学後について分けて言及させていただきます。

ー入学前ー

私の中学時点での成績は田舎の学校で学年2番程度、成績表は4以上はあったと思います。自分で言うのもあれですが思春期真っ盛りのやんちゃ気味でイメージとしてはよく廊下に立たされるタイプでした。

問題なく推薦をもらい推薦受験で合格しましたが、面接はかなり圧迫気味で夢を折られ、低い成績の部分も突かれたことが今でも印象に残っています。

今考えると学ぶことはほぼ強電分野の学校でやりたいことにゲーム創作は無理があったと卒業して痛感しております。

大それた夢でも合格できたので学校概要、志望動機を覚えてコミュニケーションで自信を持って受け答えするということが私からのアドバイスです。

 

ー入学後ー

入学後の学力は真ん中より少し後ろ気味でした。5年間ずっと同じです。中学生のころは優秀な成績だと思っていたのでショックでした。単位に関して、最終学年の最後の科目1教科(2単位)のみ落とす形で卒業しました。

電気系だからなのかは不明ですが私の同級生は学年全体で見てもかなり点数が良く、その影響で全教科70点台でも学年の真ん中とかはザラでした。

 

3.専門学科

電気系学科は他学科に比べサブカル好きが集まりやすく、女性がとても少ないです。思い描いていた高校生活が存在しなくて悲しい気持ちになりました。

電気には大まかに強電分野、弱電分野があります。私の高専は強電分野中心の学科で4年、5年の最後に弱電分野を少しやるくらいでした。

どちらも内容はかなり難しいです。定期テストは自頭の良さというより授業で出た公式を暗記して解いたり、公式の証明を模範文章で示すといった回答をし、点数を取る問題が多いです。さらに実験のレポート提出も1週間が期限、テスト以外は毎週1回実施していました。

班に分かれるとまだ学習していない範囲の内容の実験を担当することもあったのでキツかったです。教員も考えがそれぞれで昔の考えの方はレポート(20枚とか)の手書き指定をしたりする人もいればWordで作成提出を許可してくださる方もいます。

何度も実験をこなしていくうちに内容を理解するための実験ではなく、他の斑の教員の合格をもらった正解に近い数値を最速で出して帰宅→レポート作成するようになります。

私の学校の悪名高い教員は実験書の該当箇所20枚程度を完全手書き、そして考察し教員によるチェックを含めて1週間で間に合わなければ留年という形を取っていました。その方が受け持つ授業のテストに関しても優秀な私の学科で平均50点を下回るという惨状でした。正直気持ち悪いです。年度末に行われる学生からのフィードバックも毎年無視しているようです。私は単位が足りるのがわかった5年でその方の授業は受けずに落としました。時間の無駄なので。

 

4.縦の関係

入学する前に気になることといえば先輩後輩、留年生、教員との関係ですね。

まず、先輩後輩関係から言うと、寮に在籍せず、部活動に入らなければ一切ありません。

私は1年生から運動部に所属していたため、最大4つ年の違う先輩がいました。当時の記憶だと4、5年生とは挨拶だけであまり話さなかったものの、とても優しかった覚えがあります。

また、2、3年生の先輩と仲良くするメリットとしてテストの過去問、実験のデータがもらえるので自分の時間があり得ないほど増えます。高専は平日も14時に授業が終わったりするのでその時間をレポート作成に充てるのですが先輩のデータや過去問があれば時間短縮できるのでしたいことをやりたい放題できます。ズルですが手書きでレポートをやらせる時点で教員はこちらを不快にさせようとしているのは明確だと私は割り切っていました。

教員に関しては仲良くなれるならなっていたほうが得です。

私は仲がいい教員が多かったのでテスト範囲やテストの点数のおまけは割とサービスしてもらっていました。融通の利かない頑固な教員もいるのでそのような教員は交流しなくていいと思います。先輩と仲良くなっていると教員に対する情報(この教員は学生に対して酷いとか、この教員は大人気だとか)も教えてくれるので有難かったです。

 

留年生はどちらでもいいと思います。複雑な問題を抱えている学生もいるので個人の判断です。仲良くなれたらその年の課題等見せてくれるのでWin-Winな関係を築きましょう。

 

 

怖くない人が大半です。

 

5.研究室について

研究室については完全に志望性で、成績優先でした。私のクラスは去年人気の研究室が学生の好みで誰も志望しなかったので後ろの方の成績でも入れました。

その研究室は先輩のシミュレーションを例に自分の回路を作ってシミュレーションをし、6月から開始して2月が締め切りでした。

どんなに活動していても17時には撤収、土日は活動しない素晴らしい研究室で、12月にはプレゼン資料、研究がほぼ完成していて遊びまくりでした。

人気の先生は成績上位者に奪われるため入りたい場合は成績が必要になり、

入りたくない研究室がある場合は最低限の成績はあると収監されなくて済むとおもいます。

土日も行かされる研究室もあったので違くて良かったです。

 

 

 

6.留年、単位

高専に入るうえで留年しないか心配になりますよね。

私は自頭ではテストの点が取れないと1年生で学びました。

それからは4年間出された課題の提出で平常点を稼ぎテスト期間は昼夜逆転させ前日に先輩からもらったり、授業で配布された過去問の暗記をしできるだけ時間をかけずに13教科平均総合70点くらいで乗り越えました。

基本的にしっかり課題を出し、授業の復習(テスト範囲の暗記等)をしていれば留年しないと思います。少なくとも私の周りで課題を欠かさずに出して留年した人はいません。(数学系はちゃんと難しいので理系じゃないと単位落とすかも…?)

自分でもあまり良い乗り越え方ではないと思いますがテストが終わるとご褒美に長期休みが待っているので高専で学生を満喫したい、レポートと定期テストで一夜漬けして苦しむのはいいから空き時間遊びたい!という人は同じようなやり方で乗り越えるのも一つの手だと思います。

 

7.おわりに

私はあまり模範的な学生生活は送れなかったと思いますが、めちゃくちゃ楽しい思い出を高専生活で作れました。

私としての高専

・高校と大学の中間

・課題出して平常点稼いでちゃんと復習してればなかなか単位は落とさない

・長期休暇は何でもやりたいことができる

・基本縦の関係は浅く、横の関係は深い

です!

 

悩んでいる方のイメージの一助になればいいなと思います。ありがとうございました。